滋賀県長浜市の古民家改修のご紹介です。
民家というよりもお屋敷という感じの由緒ある建物で、初めて伺った時はあまりの広さに驚きました。
改修にあたりお施主様のイメージが具体的に出来上がっておられましたので打ち合わせを重ね納得のいく仕上がりに近づけたと思います。
工事中解体してみないと分からない所も多々ありましたが、都度お客様と相談を繰り返し古民家の良さをより引き立つ様に改修することが出来ました。
第1工程は天窓の明かりを活かせるように2階の一部の床を抜き、吹抜けに改修する工事です。
天窓の明り取りの光が1階まで差し込み電気が無くても十分な明るさが取れ自然光の偉大さを感じ取れます。
第2工程は1階洋間、キッチン部の改修です。
古民家を昭和の時代に少し洋風に改修されていた様ですが、再度古民家風に新たに改修しました。
壁を取り払い2部屋を繋げることでとても開放感のある部屋になりました。
洋風を古民家風に変えることによって本来の建物にあった落ち着いた感じになりました。
キッチンも同様に以前改修されていました。
床を無くして三和土仕様にし、存在感のある手作りのシンク付き作業台を設置しました。
無造作ですが温かみのある台所になりました。
最終の第3工程は水回り改修です。
改修前の洗面室、浴室です。
イメージをガラっと変えて置き型バスタブを設置し、脱衣室も少し広げて明るく開放感が出る様に改修しました。
改修前はどこか暗いイメージのトイレでした。
壁を漆喰で塗り替え便器も新しく設置し上品なトイレになりました。
古民家には古き中にもやはりその良さがあり、温かみがあります。
今回の改修工事は可能な限り新しい材料は使わず、元の材料を再利用したり工夫しながら
本来の美しい元の形へと新しく生まれ変わることが出来たと思います。